薩摩近録 - 最近の鹿児島 29
示現流史料館(ページリンク)で、最初に来られた方がお目に掛かるのは、受付です。 「居合着を着ていると、よりイメージの醸成に繋がり、来館者が楽しんでくれるはず」と思い、着始めたようです。 とはいえ、普段はなにごともなかったようにカジュアルな洋服を着ています。 さらに、史料館のまわりを竹箒で掃除していると、通っている人が畏敬(異形?)のまなざしで彼を眺め、老婦人などは90度まで腰を折る最敬礼で挨拶をしてくれることもあるそうです。 県外からいらっしゃった方には、その情況を見て、「示現流の周りには、まだ明治維新が来ていない」と呟いていました。 まわりの視線などで、周囲に確実に威圧感を与えているのを、本人は時々感じるそうです。 そんな彼を見かけた赤ちゃんは泣きだし、何人かの若い女性達は見てはいけないものを見たときのように、脱兎のごとく走り逃げ出したこともあるようです。 ちなみに示現流は、危急の際を考慮して普段着のまま稽古しますので、特に稽古着などはありませんが、奉納演武など人前に立つ時には、正装である紋付袴または居合着などを着て、可能な限り礼を尽くします。
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