薩摩近録 - 最近の鹿児島 49
示現流東郷財団サイトへ、ようこそお越しくださいました。
示現流は、京都で天真正自顕流を伝授された東郷重位が鹿児島に戻り一人研鑽を続けて昇華させ、その後400年鹿児島だけで続けられてきた剣術です。
「鹿児島と聞いて連想するものは?」「鹿児島が誇れるもの?」という質問があったら、トップ20内くらいには挙がってくると思われるほど、鹿児島を代表するものだと思います。
鹿児島が関わる歴史小説・歴史ドラマ等では必ずといっていいほど扱われますし、鹿児島の文化紹介などでも取り上げられることが多いです。
ただ、流派名くらいは聞いたことはあっても、そういった番組などで示現流をはじめて知ったという方も少なからずいるのも事実です。
史料館来館者の約8割は、鹿児島県外の方です。
来館者が史料館の場所を、ホテルの受付や通行人に聞いても、「知らない」とよく言われるそうです。
警察官に聞いても、「知らない」と言われたとある来館者の方は驚いていました。
わざわざ史料館に寄ろうと思われている方には、地元の人がその存在を知らないこと自体不思議なことなのかもしれませんね。
人によっては名前や場所を知っていても、それ以上の内容は「?」…ということも多いでしょう。
これには、考えられる理由があります。
まず、示現流が戦前まで門外不出だったことです。
戦後もその気風が残り、現在もことさら自分たちから世間にアピールする事はありません。
あくまでも演武などの依頼があって、はじめて世間の耳目に触れるという立場を踏襲しています。
歴史好き、時代小説好きな方々が文字で知る程度でしょうか、このサイトの存在も本当かどうかさえきっと半信半疑でしょう。
次に、人は住んでいる地元以外に目を向ける場合が多く、地元を意識する機会がめったにありません。
鹿児島の人間は、生まれる前から存在している桜島をことさら意識することはありません。
たとえば山形の人間はサクランボを、福岡の人間は明太子を、宮崎の人間はマンゴーを、あまり食べないと聞いたことがあります。
一番の理由は、今の時代、示現流がなくてもいっさい困ることがないからだと思います。
食事・仕事・健康・衣服等は、生活に密着しており、当然多くの人が関心を持っていますが、示現流は生活に関係することがほとんどありませんから。
でも我々にとっては無くてはならないものですし、後世に伝えるべき大きな存在だと確信しています。
こうやって客観的に書いている私も示現流を知ったのは、26歳の時です。
史料館から歩い1分の所で生まれ育ったのに、知りませんでした。
知るも知らぬも、世の中は「縁」だと感じずにはいられません。
※この薩摩近録は、再掲載はしておりません。掲載更改は不定期です。
最新内容
●2012年04月22日
「薩摩近録 - 最近の鹿児島 49」 の内容を変更しました。
●2012年04月29日
4月8日(日)島津家別邸 仙巌園で行われる「曲水の宴」。
宴 終了後に示現流演武を行います。
●2012年03月29日
4月11日(水)、NHK BS1「Journeys in japan」で示現流取材が放映されます。
詳しくはこちらで。
●2012年03月24日
「薩摩近録 - 最近の鹿児島 48」 の内容を変更しました。
●2012年02月28日
「薩摩近録 - 最近の鹿児島 47」 の内容を変更しました。
●2012年02月04日
「薩摩近録 - 最近の鹿児島 46」 の内容を変更しました。
●2012年01月06日
「薩摩近録 - 最近の鹿児島 45」 の内容を変更しました。
●2012年01月01日
「薩摩近録 - 最近の鹿児島 44」 の内容を変更しました。
最新更新日 : 2012-04-22