トップページに戻る示現流についてを閉じる
示現流の業
示現流の歴史

示現流門人略歴

第12代東郷重徳宗家ご挨拶

示現流の活動
示現流史料館
門友会について
通信販売
示現流史料貸し出しについて

示現流について:示現流の業

示現流の精神

示現流とは如何なるものか、と人に尋ねられた時、重位は次のように答えたそうです。
示現流とは、自分が大切にしている刀をよく研ぎ、よく刃を付けておき、針金で鞘止めをして、人に無礼を言わず、人に無礼をせず、礼儀正しくキッとして、一生、刀を抜かぬものである。 この話を裏付けるかのように、重位自作の「木瓜」の鍔には、鞘止めの小孔が二つ穿ってあり、後に門弟のひとりが、敵が眼前に迫ってきた時この教えを疑うことなく刀に手をかけず、まさに敵に頭を割られたと思った瞬間、気がつくと自分は刀を抜きはなっていて、敵は二つになって倒れていたということです。
この逸話は、「刀は抜くべからざるもの」の教えが無益な殺生を戒めていると同時に、危急の際迷わず無念無想に打つ、という剣の極意を表しています。

稽古の内容

示現流の稽古では、一旦木刀を握れば、敵に対するのと同じ心境になることを求められるため、互いに礼をかわすことはありませんし、観衆に対しても同様です。
当流の基本である、右手で自然に振り上げた形に左手を添えた構えを「蜻蛉」と言い、そこから打ち下ろした形の構えを「置き蜻蛉」と言います。これらの構えが示している姿勢や太刀筋は、以後修得する技法の基礎を成すもので、構えがしっかりしていないと、技の全てに狂いが生じてくるものです。
稽古には、主に「立木打」と「型」があります。 立木打は、樫や椎、栗などの堅い木を二尺ほど土中に埋めておき、五間ほど離れたところから走り寄り「えい」の掛け声と共に右、左に打ち込むもので、間合い、手の内のしまり、腰の据わり、迅速な進退等を身につける稽古です。かつての修行者は、自宅の庭で人に隠れて稽古に励み、「朝に三千、夕に八千」打ったと伝えられています。

立木打(たてぎうち)

示現流の一番基本の稽古である。蜻蛉の構えから袈裟切りに立木を撃つもので、刀の太刀筋、手の握り、腰、気合いなどの修練を行うもの。

型稽古

以下のように修行の段階に応じて分かれています。
初度 (燕飛、小太刀、再起、三ッ太刀)
両度 (持掛、早捨、長木刀、振掛)、そして槍留
初段 (立、双、越)
二段 (寸、満、煎)
三段 (平、安、行)
四段 (軽、道、真)

示現流の段位と称号

示現流には、当初より門弟の業の修得に対して与えられる「段位」 がある。 そして業の「段位」と同時に、人の位をあらわす「称号」も用いられる。 車の両輪と同意でどちらが劣っていても、伝授を与えられることは決してない。
以下はその「称号」と「段位」の関係である。

称号
初学
学士
君子
段位
初度
両度
初段
二段
三段
四段

一番最初に習う基本として「燕飛」があります。この型は、仕太刀(ツケ)が極意十二ノ打から成る技法で構成され、打出(ダシ)はタイ捨流の技に由来するものと言われています。重位が、師の善吉から習った技は、初段から四段までの十二本の打ちだけで、初度・両度・槍留等は重位が編み出したものであり、これらによって上達の階梯が整えられたのです。

示現流木刀寸法
・木刀・・・・三尺四寸六分【約105cm】
・小太刀・・・一尺七寸  【約51.5cm】
・早捨木刀・・四尺    【約121.5cm】
・振掛木刀・・五尺    【約151.5cm】
・長木刀・・・七尺二寸  【約218.2cm】

前のページへ戻る
ページの先頭へ